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全老健版ケアマネジメントシステム「R4システム」について、その特徴と導入のメリットをご紹介いたします。
ICFステージングとは、ICFという国際的な心身機能の分類方法を用いて、全老健の長年のデータを統計的に解析し個々の心身機能をいくつかの軸で分け、5段階の絶対値評価を行うというR4システム独自のものです。
その段階においても、簡便かつ的確に利用者の状態像をチェックする手段として用いることができること、そして、それを数値化・イラスト化することにより、施設職員だけでなく利用者やその家族にわかりやすいことも大きな特徴です。
R4システムの導入と、在宅復帰率・回転率のどちらが先かの明確な因果関係はわかりませんが、少なくとも現時点では、R4システムを全面的に導入した施設ほど、結果として在宅復帰率もベッド回転率も高くなっていることがわかります。
「在宅強化型」、在宅復帰に関する加算の算定を、目指すことを後押ししていると言えます。
<在宅復帰率(中央値)> |
<回転率(中央値)> |
R4システムでは、R-1からR-4のプロセスを経ることで、利用者一人ひとりの特性のみならず、利用者を取り巻く様々な生活環境にまで配慮したケアの提供が可能となり、リスクマネジャーが、自ずとリスクマネジメントが行われるよう工夫されています。多職種の視点によるアセスメントが適切になされ、それをいかした安全なケアの提供が実行されれば、必然的にリスクの発生は回避されます。
在宅復帰支援機能や在宅生活支援機能を強力にサポート(老健施設運営の羅針盤)
施設サービスのケアの質の担保
提供されたケアの質(効果)をモニタリングする際の鋭敏な指標
医師・看護師・介護職・リハビリテーション専門職・管理栄養士等多職種をいかした"多職種平等"を基本としたケアマネジメント
<多職種協働(ピラミッド型)=オーダー型(命令型)> 医師を頂点としたヒエラルキー、急性期医療モデル=医療保険型 |
<多職種協働(ドーナッツ型)=カンファレンス型> 利用者を中心にすべての職員が対等に関与、生活期モデル=介護保険型 |
これまで、ただ「アセスメント」とひとくくりにされていたものを、A-1からA-4の4つの段階に区分することで、その流れがより明確になっています。この4つは「入所前のアセスメント(A-1とA-2)」、「入所後のアセスメント(A-3とA-4)」に分けることができます。
R4システムでは、特に入所前のアプローチ(インテーク)を重要視しています。
さまざまな専門職によるアセスメントや議論を経て、完成したケアプランは、正確でわかりやすく、職員間で情報共有をしやすいものとなります。
ケアプランを施設内の多職種全員に周知させ、多職種による視点でのケアの実施状況の情報を共有することの重要性を明額に示しています。R4システムにおける、食事の提供、排泄の処置、入浴、終身といった、いわゆる日常的な行為は、ケアプランとは関係なく、当たり前に提供されていることを前提としています。
身体機能の障害だけでなく、認知機能の障害など千差万別な心身状態は、「要介護認定」の5段階区分だけで評価できるものではありません。ICF(国際生活機能分類)をベースにしながら、利用者の状態像を誰でも簡単に、しかも普遍性をもって評価できる指標(ICFステージング)を用いてチェックします。これにより、実際にケアプランに沿ったケアを提供した結果として、利用者の状態のどの項目がどの程度変化したのか、効果があったのか、結果として悪くなったのか、などを把握することが可能となっています。これがモニタリングの基本データとなり、その後のケアプランの見直しにつながります。
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