TOP > 製品情報 > 医療機関・介護事業所 > 介護事業所向け > 介護トータルシステム『寿』 > トピックス > 『寿』日記 > 走り出した制度改革
ここから本文です。
平成29年11月10日(FRI)
介護給付費分科会では、訪問通所系についての報酬・基準の論議が終わり、来週からは施設系について同様の会議が行われる予定です。
今までの会議の争点は新たな加算の創設や基準緩和等で、平成18年や平成24年の時に行われた様な大きな制度変更といったものは未だ出てきておりません。事務処理の軽減という観点から、様式の変更も考えられますが、これは介護給付費分科会ではなく介護保険部会の方で検討されていくのでは、と思っております。
11月2日に、「介護保険事務処理システム変更に係る参考資料(その1)」が事務連絡として厚生労働省より発出されました。
来年4月から新設される「介護医療院」に関するレセプト様式や、サービス種類コードに関するものが記載されております。レセプト様式は現行の介護療養型の用紙に記載するのではなく新しく介護医療院用の様式が定義されており、サービス種類コードについても”2A”(短期入所療養介護)、”2B”(予防短期入所療養介)、”55”(介護医療院サービス)と新しく追加されております。
また、来年3月末で廃止予定だった訪問サービス(みなし)や通所サービス(みなし)については、平成33年3月まで利用可能となり、来年の改正では国から新しい[みなし]の単位数が発出される事となりそうです。
サービス種類コード一覧(一部抜粋)
介護保険事務処理システム変更に係る参考資料(その1)
http://www.wam.go.jp/gyoseiShiryou/detail?gno=4933&ct=020050010
11月8日には「第108回社会保障審議会医療保険部会」が開催され、訪問看護のレセプト電子化についての資料が提示されました。医療系でレセプトの電子化が進められている中、医療の訪問看護のみ紙レセプトでの請求を行っておりましたが、レセプト電子化に向け、仕様調整会議が開催されます。当会議の中でレセプト電子請求のためのマスタ、記録条件仕様等が作成されるとの事です。開始時期については明記されておりませんが、PeOPLe(次世代型保健医療システム)が稼働する頃(平成32年)には実現されていくのでは、と考えております。
訪問看護レセプトの電子化について
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000183859.pdf
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe Acrobat Readerが必要です。Adobe Acrobat Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先から無料ダウンロードしてください。
お問い合わせ