健康管理システム e-AFFECT
情報の有効活用、業務の効率化、住民サービスの向上につなげるために、検診(健診)、予防接種、母子保健、そして保健指導といった保健・福祉業務に関する幅広いサポートを実現します。
システムの特長
お客様のご意見・ご要望と弊社の長年の自治体経験をもとに、利便性の高い操作性とコストパフォーマンスの高い柔軟性を重点目標として開発されています。その結果、煩わしい繰り返し入力の操作、困難なデータの抽出・加工、システム間の縦割り展開、印刷帳票の非電子化などの多くの阻害要因を解決することで、コスト削減、事務処理の効率化を図ることができます。
また、同時にセキュリティ面においても取り扱うデータの安全性を認識し、アクセス制限やアクセスログなど複数のセキュリティ対策機能を持たせております。
「利便性」「柔軟性」「安全性」の向上を理念とし、注力し進化を遂げてきました。
特長1 快適かつ確実な操作性(利便性)
視認性の高い操作性
一画面で多くの情報を効率よく表示・入力ができます。
また、必須項目やデータ登録有無の表示などにより視覚的、直観的に操作が行えます。
画面左上をクリックするとプルダウンメニューが表示されます。
必須入力は「*」で表示されます。未入力の場合は枠線が赤色に変わります。
「実施機関」欄の検索ボタンを押すと検索画面が表示されます。
タブを利用して他情報に切り替えることも可能です。
用途に応じた検索機能
基本的な検索条件(宛名番号、個人番号、カナ氏名、生年月日等)の他に各画面ごとに業務に特化した検索条件を準備しています。
例)特定健診画面ではメタボ判定や保健指導レベル等を検索条件として利用できます。
入力パラメータの再利用
- 検索履歴の再利用
各画面の検索履歴を操作者ごとに保持しています。履歴から該当者を特定し、即座に検索できます。 - 抽出条件の再利用
受診票や一覧表などの出力処理では、過去の実行履歴から抽出条件を参照することができます。
業務間の連携・切替
- 共通情報画面への展開
各個人画面では、共通情報である「個人情報」、「メモ」、「ドキュメント管理」、「訪問指導」、「健康相談」などの各画面に展開することができます。 - 業務間の横断展開
現画面から再検索することなく対象者を保持したままプルダウンメニューの業務に移動することができます。
(住記情報画面⇒特定健診画面)
特長2 多様な運用形態への対応(柔軟性)
多様な出力機能
- 多様な出力形式
一覧表などの出力には、PDFファイル、EXCELファイル、CSVファイルの3形式があり、用途に合わせて出力できます。 - 柔軟性の高い帳票出力機能
業務の特性に合わせた豊富な抽出条件により任意のデータを容易に抽出することができます。また、「出力順」、「CSV出力時の項目選択」、「改ページ」など使用者が自由に設定できる機能があります。
運用ミスの抑止
- スケジュール、掲示板の活用
健診実施や教室開催などの行事、電算処理の実施計画などを事前に登録することで、作業漏れを防ぐことができます。 - パラメータの再利用
受診票、一覧表などの出力処理や採番処理などのバッチ処理では、実行履歴を保持しています。履歴から過去のパラメータ(条件)を利用することで条件の設定ミスを防ぐことができます。
カスタマイズの抑制
- 柔軟な管理項目の設定
検診項目などの管理項目の追加・削除はシステム改修ではなく、パラメータの設定で容易に行えます。 - メンテナンス性の高い作表機能
Excel形式での出力では、Excel上でデータ項目を選んで任意の位置に貼り付けて印刷することができます。また、通常のExcelと同様に文字や罫線などの編集・加工もできます。
データ分析支援
検診結果や検診受診状況等から、個人の健康の推移や地区ごとの傾向を分析できます。
また、分析結果を訪問指導や健康教育等の資料作成に活用できます。
報告書作成支援
厚生労働省(県)に提出する地域保健事業報告書などは、報告様式(Excelファイル)に集計データを直接設定するので、そのまま提出できます。
特長3 充実した安全対策機能(安全性)
パスワード管理と操作権限設定
パスワードは、ユーザーIDとセットで管理され、内部的に暗号化されています。
ユーザーIDの期限切れや認証エラー回数をもとに一時的に利用不可とします。
また、ユーザーIDごとに操作可能な処理の設定ができ、職責に応じた運用管理ができます。
ログ管理
操作者ごとの操作履歴を管理しているので、情報漏えい時の経路の特定や、不正な操作に対する抑制ができます。
また、操作履歴の照会やCSV出力も可能なため利用統計などの資料作成に活用できます。
データの整合性確保
データの整合性を確保するために誤入力やデータの二重化を防止する機能・仕組みを搭載し、マスターデータの品質向上を図っています。
番号制対応について
平成29年7月より開始された自治体間の情報連携に対応しています。
システム構成
共通管理システム
- 基本情報保守
- 作表処理
- 報告書
- 制御情報保守
- 取込処理
主な機能
基幹系システムとの連携(住民記録、保険、税情報等)、各種マスター管理などを行います。
地域保健事業報告書の作成を行います。
各種検診システム
- 外部データ取込み
- 年次処理
- 対象者情報管理
- 受診情報管理
- 作表処理
- 報告書
主な機能
各種成人検診の対象者管理、各通知書作成、検診結果管理、経年的な照会、各種報告書作成などを行います。
国保連合会の「特定健診等データ管理システム」と連携でき、受診券(利用券)番号、健診結果、保健指導結果のデータ授受を行います。
結果データは実施医療機関から電磁データで受け取り、システムへの取込を行います。
会場支援として健診会場用PCで、検診受付を行います。
検診内容
- 胃がん
- 大腸がん
- 肺がん
- 腹部超音波
- 前立腺がん
- 子宮頸がん
- 乳がん
- 骨粗しょう症
- 歯周病
- 肝炎
- 結核
- 特定健診
- 特定保健指導
- 生活機能検査(オプション)
- 肺がんCT(オプション)
予防接種システム
- 接種情報管理
- 作表処理
主な機能
各種予防接種の通知書作成、接種記録管理、照会、各種一覧表作成などを行います。
接種間隔のエラーチェック機能で入力ミスの防止をサポートします。
予防接種 内容
- B型肝炎
- BCG
- Hib
- 小児用肺炎球菌
- 4種混合
- 日本脳炎
- 水痘
- MR
- 2種混合
- HPV
- 3種混合
- ポリオ(生・不活化)
- 麻しん
- 風しん
- インフルエンザ
- 高齢者肺炎球菌
母子保健システム
- 妊産婦情報管理
- 乳幼児情報管理
- 作表処理
- 報告書
主な機能
母子手帳の交付情報から健診結果管理、照会、各種報告書作成などを行います。
各種乳幼児健診の通知書作成、健診結果管理、照会、各種報告書作成などを行います。
保健指導システム
- 訪問指導
- 健康相談
- 健康教育
- 作表処理
主な機能
訪問指導や健康相談、健康教育の結果管理、照会を行います。