図書館システム LiCS-Re2

インターネットやクラウドコンピューティング、電子書籍の普及など、図書館を取り巻く環境は大きく変化しています。
公共図書館にも、利用者サービスのより一層の向上や、児童・生徒への読書推進支援、高齢者を含めた生涯学習支援など、新たな役割が求められています。
LiCS-Re2は、次世代の図書館を多角的に支援する総合図書館システムです。新しい時代の利用者に適したサービスの実現を強力にサポートします。

システムの特長

• 図書館サービスの向上のための業務の効率化から運営の検討までをサポート
• 場所や時間にとらわれずに、自由に利用できる図書館へ
• 親しみやすい、優しい図書館の実現を可能にします

特長1 効率的な図書館運営

多岐に渡る図書館業務を総合的にサポートします。
また近隣図書館や学校図書館とのスムーズな連携を実現し、地域全体の知的財産・情報の共有化を促進します。

充実した基本機能で図書館運営をトータルサポート

親しみやすいインターフェースとやさしい操作性で、システム導入時はもちろん、システム入替時にも職員の負担を最小限になり、導入後の運用も容易です。

• メール自動配信機能による連絡業務の省略化
  予約資料の確保や、返却期限切れ利用者に対する督促の業務を支援します。
  対象者を選び、システムからメールを一括送信することも可能です。
• 高度な全文検索によるレファレンス支援
  署名、著者名、内容紹介等、登録されたデータを幅広く検索できます。
  検索方法も完全一致検索、複合検索が可能です。
  また絞込み条件を設定することで、より高度な検索も行えます。
• 機能 操作性
  図書館業務に必要なサービスを提供するため、豊富な機能を提供します。
  使いやすさ、見やすさを追求した画面で、文字の大きさやフォントの変更もできます。

図書館の運営検討をサポートする自由帳票機能

システムから提供される統計帳票だけでなく、統計情報などを図書館で自由に抽出できる自由帳票機能をご提供します。統計情報を自由に分析することが可能となり、これからの図書館運営の検討をお手伝いします。

多様な施設に対応する施設管理サブシステム

施設管理サブシステムで、インターネット端末やタブレット端末など、読書室以外にも管理の必要な施設や備品の管理を効率化できます。
利用者が施設・設備の即時利用や予約利用が行えるため、施設・設備の利用状況を把握しながらスムーズな施設運営が可能となります。

充実したセキュリティ対策

ユーザ認証をはじめ充実した機能でセキュリティを強化しています。最新のセキュリティ技術で利用者情報の漏えいを防ぎ、図書館の安心・安全を守ります。

• ユーザ認証、権限設定
  ユーザIDとパスワードによる認証を行い、不正アクセスを防ぎます。
  また職員の利用時もユーザ権限の設定により不正利用を防ぎます。
• アクセスログの採取・検索・閲覧
  アクセスログを常に採取することで、不正利用の抑止効果が期待できます。
  また、万一情報漏えいが発生した場合も、アクセスログから原因の追及が可能です。
• クラウドサービスの活用
  運用・管理負担の軽減と、より高度なセキュリティを実現できるクラウド型のサービス提供も行っています。

特長2 利用者サービスの拡大

いつでもどこでもライフスタイルに合わせた図書館利用を促進します。
検索・予約サービスや、レファレンス、メールマガジン発行といった従来のサービスに加え、My本棚、書評・評価、外部連携など利用者の読書スタイルに合わせた多彩なサービスの提供ができます。

インターネットによる情報提供(WebOPAC)

簡単な操作で子どもから大人まで気軽にご利用いただける館内OPAC、自宅や学校、会社などからもアクセスできるWebOPACなどの利用者サービスを向上する多彩な機能を備えています。

いつでも利用できるスマートフォン向けOPAC

見やすく使いやすい画面で、利用者が場所や時間にとらわれずに、自由に図書館サービスを利用できるようスマートフォン・タブレット向けOPACの提供を行います。

読書推進 もっと本を読みたくなるサービス

もっと本を読みたくなる魅力ある様々なサービスの提供を行います。

• My本棚
  読んだ本・読みたい本の整理・管理が行えます。
• 書影表示や書評・評価
  新たな本との出会いを実現します。
• 外部連携機能
  図書館のWebOPACをより便利に活用いただけます。

など

特長3 子どもの読書推進

子どもが人生をより深く生きる力を身につけるために、図書館が果たす役割は計り知れません。
子どもの読書推進の実現のためのサービスを通じて、本に対する興味を引き出し、自主的な読書活動をお手伝いします。

目標を設定できる「読書マラソン」

特定の期間での読書目標を設定し、達成度を確認できる機能で自主的な読書活動を促進します。

本への関心を呼ぶ「読書記録」

読書記録用のシール印刷や、通帳印刷システムとの連携機能を備えています。
本や読書に対する子どもの興味・関心を呼び覚ますことで、子どもの読書推進をお手伝いします。

特長4 将来に向けた拡張性

ICタグシステムの導入により、利用者による貸出・返却・予約資料の引き取りのセルフサービスに対応することで、利用者のプライバシー保護に配慮した運営を実現します。
また電子書籍サービスとの連携により、来館が困難な利用者への資料提供など、一層のサービス拡大を実現します。

読書環境を広げる電子書籍連携

電子書籍の「読む場所を選ばない」、「音声読み上げが可能」という特徴と連携させることで、より多くの利用者により容易に読書を楽しめる環境を提供できます。

セルフ化を実現するICタグシステム

ICタグシステムとの連携により、館内作業の大幅な省略化が可能となり、その分の時間をレファレンス業務の拡大等に活用ができます。
自動貸出機・自動返却機・IC予約棚の導入し、セルフ化することで利用者のプライバシー保護をより確実に行うことができます。

システム体系

奉仕系システム

利用者サービス

管理系システム

ICタグシステム

動作環境

クライアント